宿曜占星術とは、弘法大師空海が平安時代に日本に持ち帰った宿曜を用いて、性格や相性を占うものです。

占いたい人の生年月日から宿を選び、その宿をもとに運勢や相性を占います。性格診断・相性診断は特に当たると定評があります。

宿曜占星術とは【占い】

過去には当たりすぎることで禁止された歴史すらある宿曜占星術について説明しています。

宿曜占星術とは、宿曜とよばれる星、および曜日を用いた占星術です。占星術なので、星を用いて占います。東洋式の星占いと考えて差し支えありません。

東洋の星占いとして最も歴史が古く、起源は約1200年前にさかのぼると言われています。弘法大師として知られる空海が、遣唐使として唐を訪れて密教を学んで持ち帰った時に、同時に宿曜経が日本にもたらされたと伝えられています。

歴史の古さだけでなく、その的中率も目を見張るものがあり、歴代の権力者の中には宿曜占星術を禁止した者もいるほどでした。

それほど当たると評判の宿曜占星術について、もう少し掘り下げていきましょう。

宿曜とは

宿曜とは、天体を28区域に分け、それぞれに星(宿曜では「宿」と呼ばれる)を当てはめものに、七曜日を加えたもののことで、宿曜占星術ではこれを占いに用います。

宿は二十八ありますが、実際に占いに用いるのは二十七宿です。

宿曜占星術では太陰暦、つまり月の満ち欠けを運気のサイクルとしています。太陰暦では、新月・下弦の月・満月・上弦の月と4つのサイクルで巡ります。

一つのパートが七日間とされているので、7日間×4パートで28の宿となります。さらにこの7日間に曜日を一つずつ割り当て、7曜となります。

これが宿曜占星術のベースとなっています。こうして理解してみると、非常に身近なものに感じられますね。

宿曜占星術で何が占える?

宿曜では性格・相性・運勢を占える占術です。占いは決して万能な未来予知ではありません。

占いで出来ることと、出来ないことを理解しておかなければなりません。

宿曜占星術で占える内容は、大きく以下の3点です。

  • 自分の性格
  • 相手との相性
  • 自分のこれからの運勢

反対に、宿曜占星術でできないことは、占いの結果を覆すことです。

例えば、自分の性格が占いではっきりしてしまうと、そこから逃れることはできません。相性占いに関しても、相性や運勢を導くことはできても、覆すことはできません。

宿曜占星術は、運命を良い方向に導くものではなく、自分を知る・運命を知るためのものということを理解しておいてください。

宿曜占星術は信られる?

もちろん信じられる占術で、その的中率の高さには定評があります。宿曜占星術の歴史は長く、平安時代にさかのぼります。

その時代から脈々と受け継がれてきた歴史の中で、あまりの的中率に禁止された時代があることはお伝えしました。占いは信じることから始まります。

占いの結果を信じて自分を変えることで、占いの力ではなく、自分の力で良い方向に向かうように進めるものなのです。