宿曜占星術での運勢を占う方法について解説しています。宿曜占星術は性格診断・相性診断で知られていますが、年ごとの運勢、月ごとの運勢、日ごとの運勢も占える占術です。

宿曜占星術では、27宿を用いることで、相性・性格のほか、運勢も占えるようになっています。運勢を占うにあたっては、その年・その月・その日と時間の単位に応じて占います。
宿曜占星術では、それぞれを年運・月運・日運と呼んでいます。それでは、年運・月運・日運について解説していきましょう。
年運
年運とは、その年がどのような年になるのかを占うものです。ただし占えるのは、それぞれの年に決まった宿があり、その宿ではどのような年になるのか、という点のみです。宿曜占星術は未来予知ではなく、宿による占いなので、その点はよく理解しておきましょう。
それでは。実際の占い方です。占い際には宿曜の占星盤を用います。各年の宿は決まっているので、占いたい年の宿に命が来るように占星盤を合わせると、自分の宿の年運を占えることになります。
占星盤を回す際は、時計周りに回すことになっており、年運は時計回りに1年ずつ変わっていくことが分かります。
これで、その年の年運を占えるのですが、気を付けなければならないのは、宿曜占星術は太陰暦(旧暦)を用いた占いだということです。太陽暦(新暦)の年始が運気のターニングポイントではなく、旧暦の年始がそうなるという点は、よく覚えておいてください。
月運
月運については、月単位で運勢がわかるというものです。月運もあらかじめ決められた宿を用います。
- 1月:室宿
- 2月:奎宿
- 3月:胃宿
- 4月:畢宿
- 5月:参宿
- 6月:鬼宿
- 7月;張宿
- 8月:角宿
- 9月:底宿
- 10月:心宿
- 11月:斗宿
- 12月:虚宿
上記のようになっています。月運の場合は、占星盤の自分の宿に命を持ってきたときに、各月の宿に何が来るのかで占います。
日運
最後に日運です。これは日にちごとに占えるようになっているのですが、一日という明確な日を占うというわけではなく、宿曜占星術の月のサイクルのうち、どのサイクルに入っているのかを占う、といったものになります。
そのサイクルとは次の3つのサイクルとなります。
- 活動期
- 魔のウィーク
- 転換期
活動期とは、何をするにも進めていくことが吉と出る期間です。魔のウィークとは、停滞する期間を表します。転換期は、活動期に向かっての準備期間です。
占星盤を用いると、各サイクルの期間が分かります。活動期は「命から親まで」、魔のウィークは「業から壊まで」転換期は「友から親まで」となります。
占い方は、まず占いたい日の宿を調べ、その宿に命を合わせます。その時に自分の宿がどこにいるかによって、どのサイクルにいるのかという事が占えるようになっています。


