宿曜占星術では占えること、占えないこと、分かること、分からないことが非常にハッキリしています。

占えることは性格・相性診断・運勢です。宿曜占星術ではなぜこれらをしっかり占うことができるのか、また宿曜占星術でできないことについても解説しています。

宿曜占星術で占えること・分かること・得意分野

宿曜占星術は占いの一つですが、占いと一口に言っても、それぞれに個性があります。占いによって得意分野・苦手分野があり、伝えられる情報も異なります。

ここでは、宿曜占星術の個性を知り、生かすために、得意分野・占えること・わかることについてお伝えします。

宿曜占星術で占えること

宿曜占星術で占えることは、性格診断・相性診断・運勢・出来事の吉凶です。宿曜占星術は、二十七の宿を定め、自分に充てられた「宿」をもとに占いを進めていきます。

「宿」ごとにあてられた性格は、宿曜発祥から長い歴史の中で定められてきたもので「当たる」と非常に定評がある占術とされています。

占ってもらう人の「宿」によって性格診断をすると、他人の「宿」との相性を調べられるようになります。これも長い歴史の中で培われてきたものです。これまで対人関係の問題解消などに、非常に役立ってきました

そのほか月の周期に照らし合わせ、その後の吉凶のサイクルを知ることによって、おおまかな運勢、これから起こる出来事の吉凶も占えるようになるのです。

宿曜占星術で分かること

宿曜占星術で分かることは、あくまで「現時点での情報」です。というのも、占いというと、どうしても未来予知という印象を持たれることが多いでしょう。

この先どうしたらよいのか、何が起こるのか、どんな人と出会うのか、そういった情報がわかるものが占いなのだと思われるのかもしれませんが、宿曜占星術にはその力はありません。

あくまで「自分の本来もった性格」「相手との相性」「運勢」といった、占った時点の情報を知ることに制限されていると言って良いでしょう。

宿曜占星術の得意分野

宿曜占星術は占術として、「性格診断」「相性診断」に定評があります。ホロスコープを使った相性診断、性格診断の信ぴょう性は、歴史の中でも非常に重宝されてきており、戦国時代は各武将が敵対する武将の性格などを占い、次戦の陣の配置・相手の出方の参考にしたと伝えられています。

今でも性格診断・相性占いに利用する占術と言えば宿曜占星術といわれるほど、得意分野として突出しています。非常にわかりやすく、はっきりと結果が出るところも他の占い以上に必要とされる点と言えるでしょう。

そして、その占いの結果をもとに、自分を変えていこうという原動力が与えられるということも、大きな強みとも言えます。宿曜占星術では運命を変えたり、凶の運勢を変えたりする力はありませんが、自分を知らせることによって、行動を促す力があります。それこそが宿曜占星術の最も得意な分野と言えるでしょう。