宿曜占星術の宿同士における関係、成・壊・友・親について解説しています。それぞれ成功・破壊・友愛・親愛という意味を表します。
宿曜占星術ではこれらの相性診断が非常に的中率が高いことで知られています。それらの相性について掘り下げて説明します。

宿曜占星術では、三九の秘法と言われる方法を使って相性を占います。その方法とは、自分の宿から見た相手の宿が、どのような関係なのかを見ることによって、お互いの相性を知るものです。
その時に用いるのが「命・業・胎」や、「成・壊・友・親」というようなものです。これらそれぞれが表す関係があるので、そちらを解説していきます。
成の関係
成の関係は成功を表し、ビジネスでの成功を手伝ってくれる関係となります。知識面や経験面で自分の成功のための助けとなってくれるのですが、仕事面以外では決して良い相性ではありません。それなりの距離感を保つ必要があります。
「危」の関係とは、非常に危うい関係となります。お互いが正反対の性格であるため、いさかいが起こってしまうことが多い一方、足りない部分を補え合える関係ともなり得ます。距離を保って接している限り、ビジネスでは良きパートナーとなり得ます。
壊の関係
壊は「破壊」の壊ですが、宿曜占星術では自分の宿から見た相手の宿が「壊」にあたる場合、自分が相手に「破壊される」という関係になります。壊にあたる相手からは強い力を感じ、時には自分をつぶされるほどの力となります。
どれだけ気が合っても、最終的にはこういった関係となりやすいのですが、後輩が自分を追い抜こうというような気持ちもこれに含まれるので、決して全てが悪い方向に向くわけではありません。
「安」の関係とは非常に難しい関係となります。お互いに破壊しあうこともあれば、一方が力不足で、結果良い方向に向かう場合もあります。恋愛面では避けた方がいいと言われています。
友の関係
友の関係は「友好」「交友」を表し、気を遣わない友人関係を表します。ただし友人としての存在がとても楽なので、仕事面などに悪影響を及ぼすこともあります。とてもポジティブな力をもった関係なので、友人としていてくれると、とても助かる関係となります。
「衰」の関係とは非常に相性がよく、磁石のプラスマイナスのように、お互いを友人として結びつけるような関係となります。しかし恋愛面では、友達感が強すぎるためか、成就しない場合が多いようです。
親の関係
親の関係は「親愛」「親心」のような関係を指します。自分の宿から見て親にあたる宿の人は、自分にとってまるで親のように、目標に導いてくれる存在となります。人生において必要な関係であり、とても重要です。
「栄」の関係の人とは最高の相性となり、お互いがプラスの相乗効果を与え合う関係となります。


