宿曜占星術の最も得意とするところは性格診断と相性診断です。それらを使って、他人や、家族との相性の良さを占ってもらうこともできます。

占いの結果によってお互いに知らなかった関係性が浮き彫りになることもあります。本ページではどのように占うのか、どのような結果が出るのか、について解説します。

他人や家族との相性の良さを占える

宿曜占星術は、個人の性格診断、他人との相性診断がとても得意な占いです。誰でも気軽に占ってもらえること、そしてその的中率の高さが人気の秘訣です。

当然、自分の家族の関係やその相性の良し悪しも占うことができるようになっています。どのように占うのかを、もう少し掘り下げてお伝えします。

基本的には宿同士の運命を見る

宿曜占星術では、他人や家族との相性を見るときには、お互いの宿の関係を見ます。ここで気を付けなければならないのが、占いたい相手の生年月日も分からなければならない、ということです。

宿曜占星術では、生年月日から導き出される「宿」をもとに占う方法なので、「宿」が分からない限り、何も占えません。生年月日は必ず知る必要があるのです。

それではどのようにして占うのかをお教えします。

まずは自分の宿を導きます。例えば自分の生年月日から自分の宿が「女宿」だったとします。次に、占星盤で「女宿」の下に「命」が来るように占星盤を回すと、他人との相性が見えてきます。

相性を占いたい相手の宿が「箕宿」だったとしたら、占星盤の「箕宿」の下には「友」の字があてられているはずです。

これは、自分から見てその相手が友人としてはとても付き合いやすい相手と言うことを表しています。さらに相手から自分を見ると「衰」の関係という結果がでます。

これは相手から見た自分は、少し立場が弱いながらも、友人として良き友人でいられるという相性です。

このように、自分の宿と相手の宿を知ることによって、どのような相性なのかがわかるようになります。

当然本当に占う場合は、もっと詳しい結果が出ます。仕事面での相性や恋愛面での相性といった形です。

特別な相性を持つ場合もある

相性の結果には、特別な相性を持つものがあります。例えば、先ほどの「女宿」と「箕宿」は、「友」と「衰」という特別な相性をもった2宿だということが分かります。

「友」「衰」の関係は、とても仲が良く、すぐに打ち解けられるという強い友好関係を示しています。しかし恋愛的な関係になるとなかなか成就しない、ということも言えます。

このように特別な関係を持つものは他にもあり、次のようなものが特別な相性をもった関係だとされています。

  • 「命」と「命」
  • 「安」と「壊」
  • 「業」と「胎」
  • 「栄」と「親」
  • 「成」と「危」

これらのように、他人や家族の宿を知ることで、自分との関係・相性が占えるようになります。占い結果も非常にわかりやすいもので、2人の関係を良くするための一助となるでしょう。