宿曜占星術における12宮について、太陽に属する宮、月に属する宮とそれぞれの性格について解説しています。
宿曜占星術ではより診断の精度を高めるために27宿だけでなく12宮も使用します。12宮が持つ性格を知ることで、より具体的な相性診断が可能となるのです。
宿曜占星術では27宿のほかに、12宮を用いて運勢を占うことがあります。12宮についてしっかりと理解をしていないと、運勢占いの際に正しい結果を導き出すことが困難になってしまいます。
ここでは12宮についてより深く掘り下げ、12宮の太陽と月について紹介していきます。
12宮の太陽と月
12宮とは、太陽暦に合わせた12の宮を言います。27宿は月の軌道、月暦から導き出しているので、27宿と12宮は非常に深い関わりがあることがわかります。
この12宮は太陽の軌道に基づいているのですが、決して全てが太陽に属するものではありません。6宮が太陽に属するもの、もう6宮が月に属するものとなります。なぜ太陽と月に属しているのかは定かではありません。
それでは、それぞれについて詳しく説明しましょう。
太陽に属する6宮
宿曜占星術の12宮のうち、太陽に属するものは、次のようになっています。
- 磨羯宮
- 弓宮
- 蠍宮
- 秤宮
- 女宮
- 獅子宮
それぞれの性格は、次のとおりです。
- 磨羯宮は、「気が強く戦いを好むが、自分への厳しさも持っている」
- 弓宮は、「計画的で、少しずつ物事を進められる」
- 蠍宮は「心に毒針を持っているため、危険だが、味方にすると心強い：
- 秤宮は「天秤が表す通り、平等・正義を持っている」
- 女宮は「男性なら暗い性格、女性なら優しい性格」
- 獅子宮は「獅子のように勇ましい心、統率力をもっている」
太陽に属する6宮は男性に属するともいわれているため、気が強かったり、リーダータイプが多い傾向にあります。
月に属する6宮
宿曜占星術の12宮のうち、月に属する者は、次のようになっています。
- 蟹宮
- 夫妻宮
- 牛宮
- 羊宮
- 魚宮
- 瓶宮
それぞれの性格は、次のとおりです。
- 蟹宮は、「聡明で全体を見渡す力があるが、プライドが高い」
- 夫妻宮は「コミュニケーション能力が高く、相手から好かれやすい」
- 牛宮は「優しくまっすぐな性格周囲からの評価も良い温厚タイプ」
- 羊宮は「優しく我慢強いため、人と絶対に争いにならない」
- 魚宮は「堅実に努力を積み重ねる真面目タイプ」
- 瓶宮は「常にコツコツと努力を続けていき、知識を蓄えていくタイプ」
月に属する6宮は女性に属するともいわれているため、温厚な性格だったり、地道な努力、コミュニケーションをうまく保つ力を持っていたりすることが多いように思えます。
西洋占星術とは違うということを理解しておこう
宿曜の12宮は西洋の星座占いと似ているように思いますが、全く違うモノです。
宿曜占星術の歴史の中で生まれた判断方法であり、独自の強みを持っています。この力を利用して、ぜひ性格判断・運勢判断に役立ててください。
