宿曜占星術の世界では、27宿のほかに12宮というものがあります。12宮を知ることで、より深い診断が可能となるのです。

さらに12宮を7曜と結び付けることで、占い結果の幅を広げています。12宮7曜を知ることで、宿曜占星術に深みが増すのでぜひチェックしてましょう。

【解説】12宮と7曜とは【宿曜27宿】

宿曜占星術では、27宿を用いるほかに、12宮と7曜を用いて占いを行います。宿曜占星術において、12宮と7曜、そして27宿との関係は、必ず理解しなくてはならない、基本中の基本と言えます。

それでは宿曜占星術において、非常に重要な12宮と7曜について、わかりやすく解説していきます。

・12宮とは

12宮とは、太陽の周期に合わせて作られたもので、それぞれに性格をもったものです。太陽の周期に合わせているため、12か月と同じ12という数字が用いられています。12宮には、それぞれ名前が当てられています。以下が12宮です。

  • 羊宮
  • 魚宮
  • 瓶宮
  • 麿宮
  • 弓宮
  • 蠍宮
  • 秤宮
  • 女宮
  • 獅子宮
  • 蟹宮
  • 夫妻宮
  • 牛宮

これら12宮には、それぞれに性格・役割が決められており、それぞれの宮にあたる宿は、その性格を持ち、その役割があるとされています。宿に次ぐもう少し幅広い概念となっているため、思いもよらぬ自分の発見につながることもあります。

12宮それぞれの名前を見ると、なんとなく西洋占星術の12星座と似ていますが、全く違うモノとなっていることに注意してください。

宿曜占星術は、あくまで月の軌道を基にしています。12宮に関しても、半分は太陽に属する宮ですが、もう半分は月に属する宮となります。

7曜とは

7曜とは、日曜日から月曜日までの7曜を言います。これらの概念は宿曜経から生まれたもので、宿曜占星術でも12宮それぞれに7曜を当てはめ、占いに用います。

月に属する6宮における7曜

  • 日曜:該当なし
  • 月曜:蟹宮
  • 火曜:羊宮
  • 水曜:夫妻宮
  • 木曜:魚宮
  • 金曜;牛宮
  • 土曜:瓶宮

太陽に属する6宮における7曜

  • 日曜:獅子宮
  • 月曜:該当なし
  • 火曜:蠍宮
  • 水曜:女宮
  • 木曜:弓宮
  • 金曜:秤宮
  • 土曜:麿宮

これらが当てはめられます。

27宿と12宮と足

宿曜では27宿を12宮に当てはめるのですが、27宿÷12宮では2と1/4になります。つまり、1宮には2宿と宿の1/4が当てはまることとなります。そこで、宿曜占星術では、27宿を4等分し、108の部分に分けて、12宮に当てはめています。

これにより、2宮に属する宿が発生するのですが、決して問題はありません。この場合は、どちらの宮の性格・役割を持っているとされ、占う際はどちらの宮も参考にします

例えば、ホロスコープを見てください。昴宿では3/4が牛宮、1/4が羊宮となっています。この場合は比重に関係なく、牛宮・羊宮どちらの性格も持っており、どちらも占いの結果に反映させうることとなっています。

宿曜における1/4の単位を足と呼ぶので、必ず覚えるようにしましょう。